Disney : Laugh-O-Gram Studio

2015.07.15

ハリウッドに移る前、カンザス時代に立ち上げたLaugh-O-Gram Studio(ラフォグラム社)が、ディズニーのオリジナルアニメーションの出発点と言われています。
ディズニーはここでカンザスの劇場チェーン、ニューマン劇場向けに「ニューマン劇場のお笑い漫画」を作りました。

ニューマン劇場のお笑い漫画 Newman Laugh-O-Grams 1921年
赤ずきんちゃん Little Red Riding Hood 1922年
ブレーメンの音楽隊 The Four Musicians of Bremen 1922年
ジャックと豆の木 Jack and the Beanstalk 1922年
3びきのくま Goldilocks and the Three Bears 1922年
長靴をはいた猫 Puss in Boots 1922年
シンデレラ Cinderella 1922年
トミー・タッカーの歯 Tommy Tucker’s Tooth 1922年
ジャック・ザ・ジャイアント・キラー Jack the Giant Killer 1922年
Laffets – Golf in Slow Motion 1922年-1923年頃
Laffets – Descha’s Tryst with the Moon 1922年-1923年頃
Laffets – Aesthetic Camping 1922年-1923年頃
Laffets – Reuben’s Big Day 1922年-1923年頃
アリスの不思議の国 Alice’s Wonderland 1923年

これらは全て「ニューマン劇場のお笑い漫画」のタイトルで製作されたシリーズなのか、最初の一作だけがそうなのか?
勉強不足でまだ知りません。
童話にインスパイアされて作られた作品が多く、「シンデレラ」のようにのちに長編大作として新たに作られた題材もありますが、人物造形やストーリーに深みはない、おたのしみ漫画といったところ。

現在これらの多くはyoutubeで観ることができ、DVDに収録されている作品もあります。
「ジャックと豆の木」「3びきのくま」「ジャック・ザ・ジャイアント・キラー」の3作のフィルムはずっと現存しないとされてきましたが、2010年に見つかっています。

私が観たことがないものは、以下の作品です。
・ジャックと豆の木
・3びきのくま
・Laffetsシリーズ全作

この作品群の中で例外的作品なのは、「トミー・タッカーの歯」です。
これは、カンザスの歯科医師Thomas B. McCrumbが、ミズーリ州の学校に向けた歯科衛生の啓蒙アニメーションをディズニーに依頼して製作された作品です。「トミー・タッカーの歯」はスタジオに500ドルをもたらし、「アリスの不思議の国」の製作費用となりました。
スタジオは1年たらずで倒産しましたが、この「アリスの不思議の国」を持ってディズニーはハリウッドに乗り込み、次なるアリスコメディシリーズを生み出します。